Flow 02
感染部の除去
根管治療の中心となる工程です。 歯の内部で感染をひき起こしている歯髄や汚れを取り除き、 これ以上感染が広がらない状態をつくります。 ここでは、その間に何が行われているのかをやさしく解説します。
01
何をしているのか
まず麻酔をして、治療中に痛みを感じにくい状態にします。 そのうえで歯の噛む面などから穴をあけ、内部にある根管への入り口をつくります。
続いて、細菌に感染した歯髄(神経や血管の組織)や、 やわらかくなった汚染部分を、専用の細い器具で少しずつ取り除いていきます。 根管はとても細く、枝分かれや曲がりを含む複雑な形をしているため、 この作業はていねいに時間をかけて進められます。
清潔な環境を保ちながら
治療中に唾液などから新たな細菌が入らないよう、 ラバーダム(ゴム製のシート)で治療する歯だけを隔離することが必須になります。 せっかく感染源を取り除いても、再び細菌が入っては意味がないためです。 大きく崩れた歯では、シートを安定させるために 「隔壁」という壁を先につくることもあります(隔壁について)。
02
なぜ、ていねいに進めるのか
感染した組織がわずかでも根管の中に残ると、そこで細菌が再び増え、 痛みや腫れがぶり返す原因になることがあります。 目に見えない細い管の奥まで対処する必要があるため、 歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を用いて、 精密に確認しながら進める医院もあります。
必要な回数や時間は、根の本数や形、感染の広がり方によって一人ひとり異なります。 「何回も通うのはなぜ?」と感じたときは、遠慮なく歯科医師にお尋ねください。
03
痛みはありますか?
麻酔をしたうえで進めるのが一般的で、処置中に強い痛みを感じにくいよう配慮されます。 ただし、炎症が強いときは麻酔が効きにくいことがあり、感じ方には個人差があります。 治療後に数日、噛んだときの違和感が残ることもありますが、多くは徐々に落ち着いていきます。
不安があるときは、事前に歯科医師へ伝えておくと、 進め方や休憩の取り方などを相談しやすくなります。
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